AGAの症状の特徴

AGAになると髪の毛が成長する前に抜けてしまう

男性型脱毛症とも呼ばれているAGAは、生活習慣やストレスにも影響しており、サラリーマンの間で増加しています。しかし、大きく関係しているのは男性ホルモンの影響です。

男性ホルモンが5αリダクターゼという還元酵素と結びつくと、髪の毛の成長期を数ヶ月から1年に短くしてしまいます。ヘアサイクルが乱れることで、髪の毛が太くしなやかになる前に抜け落ちてしまうのです。

AGAは20代から少しずつ症状が出はじめ、気がついたときには薄毛が進行してしまっているという場合が多くあります。

AGAは、男性ホルモンの他に、遺伝も影響していると言われています。そのため、親や祖父が薄毛の場合、AGAを発症する可能性があるのです。

AGAになると、枕に髪の毛がたくさん付着していたり、髪の毛の薄い部分ができるようになります。他にも、髪の毛が細くなる、ボリュームが減る、額が広くなる、生え際が後退してくるといった症状が見られるようになるのです。

髪の毛は1日に50本から100本抜けるのが普通です。そのため、抜け毛だけではAGAかどうか判別するのは困難です。髪の毛のハリがない、細くて柔らかい髪の毛が多くなったなど、髪質に変化がある場合はAGAの可能性があります。

AGAの症状は進行していくため、AGAかもしれないと思ったら早いうちに適切な治療をうけることが大切です。

AGAは症状の現れかたによって分類される

AGAの症状はいくつかのタイプに分けられます。発症部位ごとに前頭部、頭頂部、額の生え際に大別され、さらに10種類に細分化されるのです。

M型は、額の生え際から後頭部へと広がっていくタイプのAGAです。上から見るとM字に見えることから、このように名付けられています。M型の場合、生え際に毛細血管が少ないため、頭皮に十分な栄養が行き渡りません。このことから、最も治療が難しいとされています。また、M型は日本人に多く、遺伝の影響を受けていることが多いとされています。

O型は頭頂部から症状が始まるものです、円形状に薄毛が広がっていくのが特徴です、頭頂部の薄毛は本人では中々気づかないため、治療が遅れやすいです。MO型は、M型とO型が合わさった型で、生え際と頭頂部に薄毛が見られます。U型は高齢の男性に多く見られます。

上の症状のいずれにも当てはまらないタイプもあります。薄毛が全体的に広がり、髪の毛が細く、柔らかいことが特徴です。

AGAは一気に進行していくことが多いため、早期に発見し治療を始めることが重要です。

AGAは頭髪の成長期を短くする

AGAの原因として、ヘアサイクルの乱れが挙げられます。

ヘアサイクルとは、髪の毛が成長してから抜けるまでのサイクルのことです。成長期、退行期、休止期の3種類の分類されます。

ヘアサイクルは頭髪の状態や抜け毛に大きく関わってくるので、AGAを予防するためにも、よく把握しておく必要があります。

成長期は新しく作られた髪が伸び、古い髪を押し出すため、ブラッシングやシャンプーをしていると、すぐに抜け落ちるのが特徴です。新しく伸びた髪は徐々に太くなっていきます。男性の頭髪の80%から90%は成長期の段階にあります。

個人差はあるものの、成長期は2年から5年ほど続き、退行期へ移行します。退行期は髪の成長がストップし、やがて毛乳頭から完全に離脱します。頭髪の1%は退行期に入った髪の毛です。2週間から3週間で休止期に入り、頭髪が抜けやすくなるとともに、新しい髪が生まれていきます。そのため、髪の寿命は男性が3年から5年、女性が4年から6年程度です。

正常なヘアサイクルは、これらの周期が決まったスパンで繰り返されます。しかし、ヘアサイクルが乱れ、髪の毛が成長し切る前に抜け、休止期が長くなると、頭髪が薄くなります。AGAとは、ヘアサイクルの乱れで髪が十分に成長する前に抜けてしまうことなのです。

男性ホルモンがヘアサイクルの乱れの原因となる

ヘアサイクルの乱れは男性ホルモンに原因があります。

男性ホルモンの一種であるテストステロンは、男性らしい身体的特徴の形成を助ける、非常に大切な役割を担っています。一方、テストステロンはときにDHD(ジヒドロテストステロン)に変異します。DHTは髪の成長を妨げるため、ヘアサイクルが乱れ、AGAの原因となるのです。

DHTはテストステロンと5αリダクターゼという酵素が結びつくことで生成されます。また、酵素の分泌は遺伝の影響を受けます。そのため人によっては若いうちからAGAが進行する場合もあるのです。一方、酵素欠損症を患っている場合はAGAを発症しません。

頭髪の成長周期が乱れると、成長期が短くなる一方、休止期が長くなります。そのため髪の毛を成長させる毛母細胞が生きていても、頭髪は徐々に薄くなってしまうのです。

毛母細胞に問題がなければ、治療でヘアサイクルを正常に戻すことで、AGAの進行を止められます。毛母細胞の分裂回数には限りがあり、一生の間に40回程度です。

AGAを発症し、成長期が仮に1年程度になると、毛母細胞の寿命は薬40年となります。

AGAによる薄毛は早い段階での治療が重要です。治療を始めるのが早いほど、薄毛が改善される可能性も高まります。